2016年2月11日木曜日

二月十一日は日本国の誕生日。建国記念日。紀元節。

 実は日本は、世界で最年長の国なんですね。そして世界最古の民主主義国家なんです。
 
▼日本が一つの国として誕生したのは今から2,667年前の旧暦一月一日。この日に、初代の天皇である神武天皇が即位され日本国は誕生しました。それから現在に至るまで"天皇"の下で日本という単一国家は、一度も途切れることなく存在してきました。(日本書紀による。西暦+660年が日本の年齢)

 あれ?でも中国なんかは4000年の歴史って言わない?と思われた方もいるかもしれませんが、中国の歴史を考えれば、それは王朝の交代の歴史・革命の歴史であって、一つの国家の歴史ではないんですね。今の中国が出来たのも1949年なんです。(例えば元寇の"元"ってモンゴル帝国のことなんです。他にも魏・呉・蜀の三国時代とかが有名です)

 では、日本の"天皇"はなぜ"天皇"であり続けられたかと言えば、それはひとえに、天皇が民主主義を尊重する存在であり続けたからなんです。つまりは、日本人の一人一人を差別・区別なく大事に思い、自分の為ではなく人の為に生きる存在だからこそ、現在まで天皇を天皇として日本人は戴き続けてきたんですね。
 それは今上天皇である明仁陛下を見ても明らかな事であって、生涯を人の為に尽くす生き方をされておられますね。

 これこそが日本古来の民主主義であって、民を大事にすると言う意味での本当の民主主義です。(アメリカの民主主義は多数決の民主主義であり、西洋の民主主義は戦って勝ち取った民主主義です。実は、民主主義の概念は、それぞれの歴史や文化に根ざしていて多様なんですね)

 そして天皇陛下の御存在は日本人のみならず、世界の人々からも普遍的な価値として認められています。それは例えば、人類の罪を背負って処刑された主・イエス=キリストの精神にも通じるためです。
 
 今の壊れ行く世界の中で、世界に誇れる日本の民主主義を持っていることを僕たちは確認し、また感謝して、先人達の歩みを止めぬようにしたいですね。

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