2016年4月23日土曜日

卯月 コンクールから大風邪をひき、そしてブリュッセルでの講習会からコンクールへ

 タイトルを見るだけで、なんとも忙しい。そんな四月の出来事をサラサラっと記しておきます。

▼最初のコンクールは、これはもう三月の末だったような。
 久しぶりに会心の演奏をしたと思ったのですが結果は振るわず、非常に残念でした。しかし、ファイナルに残られた方々の演奏をすべて聞きましたが・・・・・な印象。コンクールって色々あるのね、と言う感じ。。。。個人的には、集中して弾けたし、舞台上で為すべきことを会得したような気がしたので、それはそれで良しとしておきます。

 その後にブリュッセルでテロが起きましたが、僕はと言うとその翌日から高熱を出し、5日間ほど床に臥せておりました。一時は39℃を記録して非常に心細い思いをしましたが、なんとか回復に至りました。
 そんな風邪の最中に、その翌週にあるブリュッセルでの講習会から連絡があり、ブラームスのop.120を一楽章だけですが、ヴィオラと演奏する事に。。。初合せまであと3日。その当時はまだ38度あったのですが、もうそこは根性を出してね、譜読みをしました。

 講習会が始まる日になると、なんとか発熱は収まっていたのですが、いかんせん満足に物も食べずに過ごしていたので、体力・気力・筋力共にコンディションが戻って来なくて苦労しました。そこは根性を出して(2回目)なんとかこの講習会を乗り切ったのでありました。

 この講習会が始まるまでに本当は、色々と仕上げる予定だったのですが、上記のとおり風邪で一週間のロス。このロスはとてつもなく痛手で、なぜかと言えば次のコンクールをタイトな日程で組んでいたためです。講習会が終わった1週間後にはもう出発!!もうここは根性を出して(3回目)曲のコンディションや体調を整えました。
 体調管理って、本当に大事ですね。
 まぁしかし案山子、もとはと言え、奴がインフルエンザなのに外出して・・・、なんて恨み言はなしです!!すべては自分の責任ですね。


▼さて、次に迎えたコンクールでもいろいろな収穫がありました。(←賞は収獲していないと)

 僕は音楽家でありたい。だから意思を持って、意思のある音で、常に音楽と接していたい。それを強く感じだ本番であり、また、それを強く意識して臨んだ本番でした。

 それは同時に、リスクを取ると言うことでもあるんですね。
 意思を持てば、その人のキャラクターが入ってくる。そこにリスクは生まれるんです。だけれど僕は、そこを避けて演奏をしたくはない。それは退屈で無意味な音楽になってしまうから。だからいつでも、意思を持って、リスクを甘んじて受け入れる覚悟で本番に望んでいます。

▽でも同時に、実は、意思を強く持った音の音楽の一方で、音楽を俯瞰で見て自然と、音を体に受け入れるような演奏の仕方もあるのではと思い至ってきました。きっとこの両方のバランスが大切なんだろうなぁ、と今は考えている最中であります。

 でも、あまり重たく考えてはいけない。すべては音楽を楽しく演奏するために為されることなのですよね。

▽そんな事を考えながら、今週は僕の憧れのピアニストであるElisabeth・Leonskaja氏のコンサートに行っています。今回は連続コンサートで3回のコンサートがブリュッセルであります。昨日はこの演奏会の初日で、シューマンの協奏曲を聴いてきました。。。とても素晴らしかった。
 彼女のような音楽家、人間になりたいと心から思っています。
 詳しい感想は、すべてのコンサートを聴いたのちに記してみようと思います。

 では、今回はこの辺で。。。






反省; 文章が荒れてるんでないか?もっとスッキリと書きましょう。


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