2017年4月6日木曜日

パリ講習会 à la cité univercitaire

 今回は、3月30日から4月2日にかけて行われたパリでの講習会について記します。

▼欧州では冬時間から夏時間に変わり、一気に日が昇っている時間が長くなりました。すると街の空気も春めいてきて、外でビールでも飲みたい気分になります。
 実際、町ではみんなカフェでビールを飲みながらお喋りを楽しんでいます。。。羨ましい。。。

 久しぶりのパリ訪問。
 パリに到着すると、やっぱりパリの匂いがします。街を歩くと、ブリュッセルとは違うパリの草木の香りが漂ってきて、とても懐かしい気持ちになります。一方で、地下鉄や高速鉄道の、パリにいらした事のある方ならお馴染みのodeurも、ノスタルジックな気分にさせてくれます。

▽今回の目的は講習会です。教鞭を取られたのは菅野潤先生。
 潤先生はパリ在住の日本人でありまして、お顔にはいつも柔らかい笑顔を湛えていらっしゃるのですが、武士のような雰囲気を纏われている紳士であります。
 この講習会には、世界で活躍する多くの日本人ピアニストが参加していました。それもこれも、菅野先生の御人徳の賜物と思います。

 さて、今回の講習会で僕は、ショパンのノクターンop.56を見てもらいました。
 レッスンでは先生が手本を見せる為に、度々、弾いて聞かせてくれる事もあるのですが、それを録音を聴いてみると、自分と先生の音の違いにしょんぼりしてしまいます。それほど美しく自然な音楽を先生は教えて下さります。
 特に今回は、体の使い方によって音の伸び方が変わる事や、フレーズ始まりのタッチの仕方など。とても勉強になりました。参加されていた方々も、一人残らずお上手で、大変に刺激を受けました。

 レッスンが終わると、先生を含めてパリの街に繰り出し、美味しいパリご飯を頂き、そして毎晩のように二次会に行っては酒を飲むという。とても楽しいひと時でした。


 パリでの講習会が終わり、ブリュッセルに帰ると、また違う講習会が始まります。始まっていますなう。こうして集中して講義を受けると、いつも新しい可能性が見えてきます。どんどん新しい領域に自分を置けることを、とても嬉しく思います。自分の理想を高めるためにも、どんどん成長していきたいです。
 



 



 







   

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